人間関係を職場に限定しない

ストレスを溜めないために

近頃職場環境に問題があるために心を病んでしまったり、それが行きすぎてしまったりして結果として自殺までしてしまう人が増えてきてしまっています。とても悲しいことであり、1人でも多くの人に職場での悩みから解放されて欲しいと思うのですが、そのためには職場で受けたストレスを抱え込まず、自分の中で浄化できるような働き方や生き方を身につけることが大切です。
やはりお金を貰って仕事をする以上、ストレスを0にして働くことはできません。仕事自体から受け取ってしまうストレスもあるでしょうし、職場の人間関係や人付き合いに由来するストレスも0にはできないのが当たり前なのです。ただし、そうして発生してしまったストレスを溜め込むか溜め込まないかの違いは大きく、例え大きなストレスがかかったとしても、それを浄化して溜め込まないのであればうつ病などで心を病む心配はありません。しかし、小さなストレスでもそれを浄化することができずに蓄積してしまうと心が病んでしまいます。

プライベートを大切にする

仕事で発生したストレスや職場の人間関係が原因となって発生したストレスを解消する一番の方法は、プライベートを充実させることです。結婚されている方であればパートナーと過ごす時間をきちんと持ち、愚痴を聞いてもらったり相談に乗ってもらったりするのも良いでしょう。また、パートナーはいなくともその他の家族や友人などを頼ることで同じような効果が得られます。
また、ストレスを発散できるような趣味を持つのも良いでしょう。週末や平日の夜に仕事のことを忘れて自分の好きなことに没頭したり、さらにその趣味の分野で目標を持ったりして仕事とは別の世界を築くことはストレスの浄化に大きな効果があります。

人格的な批判は受け取らない

また、そもそもストレスを溜めないためには発生するストレスの量自体を少なくすることも大切であり、そのためのコツの1つが相手からの批判や注意を人格とは切り離して受け取ることです。仕事上の真っ当な叱責であればいわれのない批判であれ、人からのネガティブな評価を自分の人格に結びつけて受け取ってしまっては、自分は何てダメなやつなのかと自己嫌悪に陥ってしまいます。人からの批判はストレートに受け取らず、自分のこうした行動が失敗に繋がってしまったのだから次からはこうしようというような建設的な反省の材料として受け取りましょう。
なお、もし人からの批判をストレートに人格的に受け取りそうになってしまったら、そうした状況を信頼できる人に話すことで、気持ちや思考が整理され、適切な形で受け取れるようになるので参考にしてみてください。